2012年10月05日 14:37
前回に引き続き、「水分」「むくみ」をテーマにお伝えしますね
今回は、むくみについてお話をする上で必要不可欠な
「リンパ管」のお話をしたいと思います。
まずはざっと、身体の事から・・・
私達の身体には、約60兆個もの細胞があります。
その細胞は、全身を流れる血液から栄養分をとり込んでいます。
心臓から押し出された血液は、動脈を通り、やがて毛細血管に入って、
身体の隅々まで栄養分を行き渡らせます。
細胞に必要な成分を行き渡らせた後に、老廃物や余分な水分の大部分は、
毛細血管を通して、すぐに血液中に戻っていきます。
更に余分なものだけがリンパ管に流れていき、やがてそれはリンパ液となり、リンパ節を
通って静脈へと回収されています。
つまり、このリンパ管が正常に働いている限り、細胞周りの余分な水分は常に回収されている、という事です。
逆に言えば、リンパ管の働きが悪くなれば、回収しきれない水分や老廃物が細胞周りにどんどん溜まっていきます
これがむくみやセルライトの原因になる訳ですね(コワイよ~)
でもでも・・・
このリンパ液というのは、そう簡単にいっぱいにはならないのです~。
身体が正常な時の水分量の20倍もの水が、細胞周りに溜まり込んだとしても、
ちゃ~んと処理する能力を備えています(おぉ~、スバラシイ)
リンパ管の能力はとても高く、それ位の水分量では何ともありません
でもでも・・・
これは足の筋肉が生み出すポンプ作用が正常に働いていればのお話。
足の筋肉が働いてくれれば、細胞周りの余分な水分は、どんどんリンパ管が吸収してくれます。
そして、最終的に 静脈 → 心臓 → 腎臓 → 尿として排泄、となります。
つまり・・・
むくまない身体作り、老廃物を身体に溜め込まない為には・・・
その筋肉のポンプ作用をいかに正常に保つかが大事になってきます。
その「足の筋肉のポンプ作用って何?」については、また次回に